余慶寺の口コミ一覧
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投稿日:2018/09/12 22:18:04 ニックネーム:ひびき 居住地:岡山県 性別:男性 年代:50代 |
余慶寺の文化財は、 国指定重要文化財の本堂( 観音堂)は 1570(永禄13)年に建立、1714(正徳4)年に再建されたもの。 建物は、室町末期の密教本堂の特徴を色濃く伝えている。 内陣には、本尊で秘仏の千手観世音菩薩が祀られており、33年に一度御開帳される。 「東向き観音様」として多くの霊験を顕してきたと伝えられるが、中でも岡山藩主・池田継政公にまつわる言い伝えが有名だ。 継政公が江戸に在勤中に重病にかかったおり、夢枕に千手観音が現れ「吾は国元、備前の東向きの観音なり。病苦を逃れんとするならば悩む心を祈る心に改め、あつく吾を祈れよ」と告げた。そこで備前の国中を探したところ、上寺山に東向きの観音様があるのが分かり祈願すると、たちまちに病気が治ったという。外陣には、継政公直筆の扁額が掲げられている。 そのほか、江戸末期に6年の歳月をかけて再建された総高22メートルの三重塔、宇喜多秀家公が九州に遠征した際、戦利品として持ち帰ったと伝えられる梵鐘など寺院建築の数々を堪能できる。 仏像では、中国地方を代表する傑作とされる国指定重要文化財の「薬師如来坐像」をはじめ、「聖観世音菩薩立像」、「十一面観世音菩薩立像」が傑出。そのほか、「千手観音菩薩画像」や室町時代の仏画「涅槃像」などを所蔵する。これらの文化財は、毎年10月に行われる「寺宝展」にて公開されます。 |