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仏壇の置き方完全ガイド:家庭での正しい設置方法と位置

更新日2024.04.17

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▼ 仏壇(ぶつだん)とは

仏像や仏具を飾り仏様を祀る壇のこと

仏壇は、亡くなられた方の位牌遺影を置いて供養する場所と思われている方が多いのですが、実は仏様を祀るための壇の意味があります。

インドや中国で仏壇と言えば、仏像を土製や石製の壇上に安置したものを指します。

日本の寺院においても仏像を安置している厨子(ずし)や須弥壇(しゅみだん)といった本尊を祀るものがあります。

仏教では、亡くなられた人は全て成仏する(仏様になる)という考えもあるため、亡くなられた方を供養する場所として正しいとも言えるでしょう。

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▼ 宗派別の仏壇の向き

仏壇は家の西側に設置して、正面を東側に向けるのが良いとされております。

仏教においての西側は浄土極楽浄土がある(西方浄土や西方極楽浄土)と考えられており、仏壇を東向きに置いて西側を向いて祈ります。

宗派により呼び方や概念は異なりますが、西方浄土は仏や菩薩が住む清浄な国土のことであり、西方極楽浄土は聖域や理想の世界のことを指します。

以下は宗派ごとの一般的な仏壇の向きとご本尊です。

宗派 方向 主要なご本尊
天台宗 東向き 阿弥陀如来
真言宗 本山の方角 大日如来
浄土宗 東向き 阿弥陀如来
浄土真宗 東向き 阿弥陀如来
時宗 東向き 阿弥陀如来
臨済宗 南向き 釈迦牟尼仏
融通念仏宗 東向き 阿弥陀如来
黄檗宗 決められてない 釈迦牟尼仏
曹洞宗 南向き 釈迦牟尼仏
日蓮宗 決められてない 大曼荼羅
法相宗 決められてない 釈迦牟尼仏
律宗 本山の方角 大日如来
華厳宗 決められてない 毘盧遮那仏

※本尊は寺院により異なる場合があります

▼ 仏壇には何を飾る?

仏壇にはご本尊の他にお香や燭台、花立などを飾ります。

仏様に供えるもので基本とされるものは、香・灯・花・水・お供え物とされております。


…焚くことで心と体が清められ香りは仏様の慈悲の心を表す


…故人が極楽浄土へ赴く際の道しるべ


…感謝と尊敬を表し命の尊さや儚さを学ぶ


…喉が渇かないようにという意味と穢れのない浄土を表す

お供え物
…花と同じく感謝と尊敬を表したもの

また遺影を飾る際には、ご本尊より下の段であり、手前の左右どちらかに配置します。
位牌はご本尊より下の段の右側が一般的です。

飾るものや飾り方は宗派や地域などで考え方が異なりますので、菩提寺やお近くの仏壇仏具店に相談するようにしましょう。

▼ 仏壇を置く場所

昔は仏壇を仏間に置く習慣がありましたが、今はどこに何を置かなければならないという決まりはなくなりつつあります。

今の仏壇は間取りや部屋の広さなど、都合に合わせて置けるように様々な種類のものがあります。

仏壇を置く際に気をつけておくポイントは、座ったときにご本尊が目線よりやや上の位置にくるようにすることです。
ご本尊を見下ろして拝むことにならないように気をつけましょう。

他にも直射日光の当たる場所や湿気の多い場所は避けるようにしましょう。

仏壇は仏様をお祀りする家の中のお寺です。

日々の暮らしの出来事を報告したり、無事に過ごせたことへの感謝を伝えたりするのが本来の仏壇のあり方かもしれません。

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