神職が履く浅沓は仏教でも使われている!?

更新日2022.06.22

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▼ 浅沓(あさぐつ)とは

屋外の神事で神官が履く靴のこと
浅沓(あさぐつ)とは

浅沓は和紙を幾重にも重ねて作られており、表面は漆が何層にも塗られております。

浅沓の歴史は古く奈良時代の書物で確認されており、公家が屋外に出る際に履いていたものになります。当時の履き物は草鞋(わらじ)が主流であったため、沓が履けることは、非常に身分の高い地位にいたことになります。

現在の浅沓は、木製や革製のもののほか樹脂でできたものなど様々な素材で作られております。

浅沓は束帯(そくたい)衣冠(いかん)直衣(のうし)狩衣(かりぎぬ)等を着用する際の履物として、屋外の神事に使われるのが一般的です。

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▼ 浄土真宗で使われる

浄土真宗で使われる

浅沓は一般的に神社で行われる神事で見かけますが、仏教においても使われていることがあります。宗派や地域などで異なりますが、葬儀が外で行われていた時代の名残りから、浄土真宗では法要や儀式で浅沓を使う場合があるようです。

仏教の履き物としては、浅沓のほかに皮鞋(ひあい)挿鞋(そうかい)和鞜(わぐつ)草鞋(わらじ)などがあります。

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