拝殿の前に吊り下げてある鈴と紐は何という?

更新日2022.06.22

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▼ 本坪鈴(ほんつぼすず)とは

お宮や神社の拝殿などの前に吊るされている鈴のこと
本坪鈴(ほんつぼすず)とは

本坪鈴については様々な説がありますが、鈴の音が獣や魔物を追い払うと信じられていた説があります。

他の説では、巫女に神様を憑依させて意志を伝える神事の神楽舞(かぐらまい)に鈴が使われていたことが由来になっている説です。

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▼ 鈴緒(すずお)とは

精麻(せいま)を螺旋状にねじり合わせた麻縄のこと
鈴緒(すずお)とは

鈴緒の緒という言葉には「魂をつなぐもの・いのち・玉の緒」という意味があります(新潮国語辞典より)。

鈴緒に使われる精麻は、古来から日本人の生活に欠かせない衣類や縄などに幅広く使われ、現在でも神聖な植物とされております。

▼ 本坪鈴を鳴らす理由

本坪鈴を鳴らす理由

一般的に本坪鈴は邪気を祓い、神様を招致するためのものと言われております。

他にも鳴らす音色で心願がかなうかどうか判断されているとも言われており、神社により意味合いが多少異なるようです。

本坪鈴を鳴らす際は、美しい音色で鳴らせるように丁寧に振るようにしましょう。

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