仏様の髪型は何種類あるの?

更新日2022.06.22

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▼ 仏様(ほとけさま)の髪型の意味

長谷の高徳院の本尊である鎌倉大仏や、東大寺にある奈良の大仏で知られる盧遮那仏は、パンチパーマのような髪型が特徴的です。

この髪型は螺髪(らほつ)と呼ばれております。螺髪は知恵の象徴で「螺」は巻貝を意味しており、仏のなかでも最上位に位置する如来像にだけ見られます。

螺髪は、悟りを開くと髪の毛が逆立ち、右向きに渦巻きます。これはインドの仏教にある「右手は清浄」「左手は不浄」という教えから由来していると言います。

ちなみに鎌倉大仏は左向きに巻かれておりますが、その意味は明らかにされておりません。

また大仏の額の中央部分には、ホクロのようなものがありますが、これは毛が集積されたもので、白毫(びゃくごう)と言います。

白毫は、仏の慈悲の光が全世界へと届き、悩み苦しむ人々を見えぬところまで見抜くことのできる力を意味しております。

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▼ 仏様の髪型の種類

仏像には様々な髪型が存在します。髪型の一覧はそれぞれ下記の通りです。

髪型名 代表的な仏像 詳細
螺髪(らほつ) 盧遮那仏 知恵の象徴で仏のなかでも最上位に位置する如来像にだけ見られる
剃髪(ていはつ) 僧形像・祖師像・羅漢像 髪を剃って坊主頭にしたもの
垂髪(すいはつ) 菩薩像・大日如来像 髪を両側に束ねたもの
宝髻(ほうけい) 菩薩像・大日如来像・明王像 髪の結い方の違いで多くの種類がある
単髻(たんけい) 髪を頭頂部でひとつに結んだもの
双髻(そうけい) 髪を頭頂部でふたつに結んだもの
五髻(ごけい) 髪を5箇所結んだもの
六髻(ろっけい) 髪を6箇所結んだもの
八髻(はちけい) 髪を8箇所結んだもの
三山髻(さんざんけい) 単髻で結んだ上の髪をさらに3つに分けたもの
五山髻(ござんけい) 単髻で結んだ上の髪をさらに5つに分けたもの
垂髻(すいけい) 単髻の部分にさらに高さを加えたもの
高垂髻(こうすいけい) 垂髻のさらに高くしたもの
総髪(そうはつ) 不動明王像 髪を後ろになびかせたものと左右に渦を巻いた螺髪風の2通りがある
焔髪・炎髪(えんぱつ)/ 怒髪(どはつ) 明王像・神将像 髪の毛が炎のように逆立つ表現をしているもの
弁髪・辮髪(べんぱつ)/ 索髪(そくぱつ・さくはつ) 不動明王像 後頭部だけを長く伸ばして編んだもの
莎髻(しゃけい) 不動明王像 小さく髪を結んだ形のもの

※ 仏像と髪型は必ずしも一致するとは限りません

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