お寺の参拝方法

更新日2023.09.07

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お寺の参拝方法について

除夜の鐘は1年間の煩悩を打ち払うため、煩悩の数にちなんで梵鐘を108回撞きます。
除夜の鐘が撞ける寺もあります。年末年始には1年の平安と無事を祈る「修正会」が行われますが、檀家以外は参加できないところもあるようです。


一、山門で拝礼
山門は、悟りの領域である仏殿への入り口です。
一礼してくぐるのが望ましいでしょう。
左右の山門に仁王像が安置されている場合は、両像に手を合わせると良いでしょう。
寺の参道は神社と違ってどこを通っても構いません。
二、「左手、右手、口」の順に清める

「左手を清めてから」

「右手を清める」

「口をすすぎ、柄をすすいで戻す」
山門を抜けると手水舎(手や口をすすぎ、参拝前に穢れを流し清める場所のこと)がありますので、清めましょう。
基本的には神社の作法と同様です。
まず、右手に柄杓を持って左手に水をかけて清めます。
次に左手に柄杓を持ち直し、右手に水をかけて清めます。
手水舎は寺によってないこともあります。
その場合は本堂前に進みます。
柄杓を右手に持ち直し、左の手のひらに水を少しためて口をすすぎます。
再度左手に水を掛けて清め、柄杓を垂直に立てて残りの水を柄杓の柄に流し、元の位置に戻します。
三、常香炉があれば煙で体を清める
常香炉は、仏様にお香を供え、その煙を浴びることで心身を清める場です。体の悪い所に煙をつけると治るとも言われています。
煙と共に欲を捨て、清らかな気持ちで本堂に進みましょう。
四、本尊と相対し、賽銭を入れます
寺での賽銭はお布施であり、欲や執着を捨てるための「修行」の一つです。左の図のように投げ入れるのではなく、手を賽銭箱に近づけそっと入れましょう。
「お布施を受け取って頂きありがとうございます。」という気持ちで入れるといいでしょう。
五、静かに手を合わせ、祈願します
鈴があれば3回鳴らし、両手を静かに合わせて祈願します。
ご利益祈願した後に、「南無阿弥陀仏」など本尊の名前の前に「南無」をつけて唱えます。
そして、手を合わせたまま深くお辞儀します。
六、最後に一礼をして戻りましょう
参拝して功徳を積ませてもらったことへの感謝の気持ちを込めて、最後に一礼しましょう。
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